宮田村 井戸端食堂インタビュー

宮田村 井戸端食堂

今日は、井戸端食堂にお邪魔して、食事をした後、三浦さんからお話をうかがいました。

今日のメニューは、ジビエ(鹿肉)カレーとかぼちゃのサラダ、天ぷら、野菜の浅漬け、そしてなんと蜂の子、食後は別料金ですがスダチのジュースでした。地元の食材がいっぱい‼大変美味しかったです。

Q、井戸端食堂をどんな思いで始められたんですか?

A、今から、14年くらい前に「梅が里ギャラリー 手づくり屋」がスタートしました。梅が里ギャラリーは、障がいのある人、ない人が集まってものづくりや催し物など地域おこし的な意味合いの活動をする仲間たちの場で、「つながる」「はじめる」をキャッチフレーズにしてずっと活動しています。これまでの活動の中でも、時々、例えば ねぎ農家さんやトマト農家さんとコラボしてメイン料理を食べるといった食事会も開いてきました。障がいがあるなしにかかわらず一人暮らしの方が地域には多くいるので、一緒に食事をすることの大切さも実感してきました。   

そんな自然の流れの中で、子育て中のお母さんたちにも声をかけて、月に2回のこども食堂「井戸端食堂」が始まりました。定期的に開催していくんだったら上伊那地域子ども応援プラットフォームに登録しようかみたいなことになり今に至っています。

Q、私は、「井戸端食堂」は、これまでの子ども食堂の視点とはちょっと違う視点で活動をされているなと感じています。例えば、障害を持ってる方たちが大勢ボランティアスタッフになってくださっていたり、ヘルプマークをお持ちの方は、子ども料金の300円で食事ができるという配慮だったりとか。そのあたりをもう少し詳しお聞きしたいのですが。

A、「井戸端食堂」を何回か重ねてやってきましたが、全く新しい人たちというか、どんどん広くいろんな人たちが訪れるという感じではないんですよ。本当に顔見知りでつながりのある人たちが拠り所にして来てくださるという感じです。そして、本当にそれが大事なんだろうなって思います。考え方としては、地域包括ケアという活動で「チームオレンジ」など、本当に小学校区に一つはある位の小さな地域で顔の見える関係づくりの中で人と人とが共に助け合う地域社会を作っていこうというものです。 

地域包括ケアは高齢者に限らず精神障がいの方や、子どもたちにも対応した場になっていくことが大事だなと実感しています。この宮田村っていう小さな村の小さな商店街で、顔なじみの人たちが井戸端食堂を拠り所として集まって、ホッと安心してひとときを過ごしてもらえたらうれしいなと思います。

Q、今日のメニューも美味しくて感動しました。 メニューの紹介をお願いします。

A、猟師さんで、獣害駆除ということで鹿を捕獲・解体し、その肉をジビエ料理として積極的に活用していこうという方がいます。今日のジビエカレーは、何時間かけてお肉がトロトロになるまで煮込んでいます。

宮田村 井戸端食堂
宮田村 井戸端食堂

ハウス栽培の方がカボスを持ってきてくれたり、かぼちゃ、大根 白菜など季節でとれる産物を持ってきてくだる方もいます。今日は、養蜂家の方が蜂の子を提供してくださいました。

店先には、午前中にみんなでとってきた渋柿がたくさんあるので、家で干し柿を作りたい方は持っていってください。

宮田村 井戸端食堂
宮田村 井戸端食堂
宮田村 井戸端食堂
宮田村 井戸端食堂

「村人テラス」は、学校にある机といすがテーブルになっています。その机が丸い円に配置されていて、みんなの顔を見ながら食事ができるようになっています。アクリル板が設置されて、感染症対策をしっかりとりながら人と人をつないでいます。

私たちも笑顔になって帰りました。ごちそうさまでした。